マウスピース ラージ SL-51C4L カスタムシリーズ 本体
出荷前に技術者調整を行います。調整のご相談、特別調整のご依頼などございましたらお気軽にご相談下さい。 世界のオーケストラの首席奏者をも深くうなずかせる音色と響き。その精微なフォルムには、奏者と同じ芸術性が宿っている。表現の高みへ。ヤマハカスタムトロンボーン「ゼノ」▼ヤマハ Xenoシリーズ テナーバストロンボーン ラインナップ 全てベルが1枚どりのカギ継ぎ、ベルサイズ は8 2/3インチ。XenoシリーズはCusutomシリーズに比べベルが一枚どりになったりとよりこだわりが強く、手を入れて作られているシリーズ。 学生はもちろんプロ奏者までも満足させるモデルがXenoシリーズです。 ・YSL-882…トラディショナルラップ 、ベル/スライド外管イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、ナロースライド ・YSL-882G...トラディショナルラップ 、ベルゴールドブラス、スライド外管イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、ナロースライド ・YSL-882O...オープンラップ 、ベル/スライド外管イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、ナロースライド ・YSL-882GO...オープンラップ 、ベルゴールドブラス、スライド外管イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、ナロースライド ・YSL882OR...オープンラップ 、ベル/スライド外管イエローブラス、スライド先端洋白、クリアラッカー仕上げ、ワイドスライド ・YSL-882GOR...オープンラップ 、ベルゴールドブラス、スライド外管イエローブラス、スライド先端洋白、クリアラッカー仕上げ、ワイドスライド ・YSL-825...オープンラップ 、ベルイエローブラス、スライド外管ゴールドブラス、スライド先端イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、ワイドスライド ・YSL-825G...オープンラップ 、ベル/スライド外管ゴールドブラス、クリアラッカー仕上げ、スライド先端イエローブラス、ワイドスライド Xenoシリーズ 他ラインナップ テナートロンボーン…YSL-881、YSL-881G バストロンボーン...YBL-830、YBL-822G▼トロンボーンの種類と操作性 YSL-882Oはテナーバストロンボーン (太管)になります。テナーバストロンボーン...テナートロンボーンに、主にF管を取り付けたもの。B♭管からレバーでF管に切り替えられます。これによって低音域が拡大し、出せる音が増えます。また6、7ポジションで出す音がF管を使用することで1番、2番ポジションで演奏することができます。操作性が向上しますので早いパッセージの曲を演奏する場合や体格、経験によってこちらを選ぶ場合があります。管が増えますので楽器が重くなります。バストロンボーン...B♭管のテナーバストロンボーンを更に太くし、ベルサイズも大きくした楽器。バストロンボーンにも2つの種類(シングルロータリーバストロンボーン 、ダブルロータリーバストロンボーン )があります。テナーバストロンボーン に比べ管が太い分音色もより太く朗々としたものになります。大きい口径のマウスピースを使用することで、低い音がより出しやすくなります。▼ボアサイズと音色 こちらの商品は太管です。ボアとは管の円周部分の直径のことで、このサイズの違いで息の量や抵抗感に変化があり、音色や吹奏感が変わります。細管に比べ息の量も必要となり音色・音量ともに豊かで華やかなものとなります。 細管/中細管...直径が小さいですので必要な息の量が少ないために吹きやすく、音色は繊細でしっとりとしたものになります。初心者はこちらが良いですが、音にスピード感も出ますので、上級者でも高音域を専門に演奏する方に選ばれ、特にジャズ、ポピュラー等には向いています。テナートロンボーンは細管、中細管のものがほとんどです。音量が欲しければ練習を積んで太管の楽器を選びましょう。 デュアルボア...スライドの中管の内径が上下管で違い、上管(マウスパイプ側)より下管(ベル側)が太くなっています。これによって音色や音の広がりが微妙に変化します。本体、ベルジョイント側は中細管になります。 太管...息の量も必要となり音色・音量ともに豊かで華やかなものとなります。しっかりした息と正しい奏法で吹くと美しく豊かな音が出ますが、技術と体力が必要です。テナーバストロンボーンでは太管の方が主流で人気があります。 ▼素材の違い 素材の上にかける塗装によって同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。 金管楽器の素材となるブラス=真鍮とは銅と亜鉛を混ぜたもので、この配合率によって素材の強度や色が変わり、音色、吹奏感に違いがでます。銅の比率が上がるほど、音色に温かみが出ると言われます。 YSL-882Oはイエローブラスを使用しています。 イエローブラス...明るく、張りのある音色。多くはイエローブラスが主流です。銅が70%、亜鉛が30%。 ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75〜85%、亜鉛が15%〜25%ほど。 レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85〜90%、亜鉛が10%〜15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。 ▼塗装の違い ぱっと見はだいたい金か銀ですが、塗装の違いで濃いゴールド、薄いゴールドの違いがあったりもします。塗装の違いで音色や吹奏感にも違いがでてきます。こちらの製品はクリアラッカー仕上げです。透明なラッカーでパワフルで音抜けがよく艶やかな音色になる傾向です。ほぼ同じ見た目でゴールドラッカーがあり濃いめのゴールドになります。また、銀メッキは柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。 ▼トラディショナルラップとオープンラップの違い こちらの商品はオープンラップ。 ・トラディショナルラップ...Fセクションのレイアウトをコンパクトにまとめたもので、古くから伝統的に使われてきたタイプです。F管がしっかりと本体に組み込まれているので、心地よい抵抗感を得ることができ、ピアニッシモを演奏しているときの安心感があります。 ・オープンラップ...Fセクションのレイアウトを大きくとって、流れを緩やかにしたタイプで、F管と本体の接合部が少なく、 比較的テナートロンボーンに近いオープンな吹奏感と明るめの音色を得ることができます。 ▼バルブシステム YSL-882Oはメカニカルアクション。 ・メカニカルアクション...いわゆるメカ式といわれるもの。紐を使用していないため紐の緩み、切れによる不良が起きないことです。操作性についてもレスポンスがよく素早いパッセージにも反応できます。 ・コードアクション...紐式。紐式とよばれるもの。紐の交換が定期的に必要ですが、レバー操作が滑らかで静かなのが特徴です。また紐の長さを調整することでレバーの高さを自由に変えることが出来ます。 ▼スライドについて Customシリーズはスライドがワイドスライド、Xenoシリーズからはワイドスライドに加えてナロースライドが標準仕様されるモデルがあります。 YSL-882Oはナロースライドが標準仕様です。(特別注文でワイドスライドへの変更も可能) ・ワイドスライド...スライドの幅が広いです。幅が広い分、先端のカーブが緩やかなので抵抗感が小さい傾向にあります。最近の主流はワイドスライドが多く、多くのメーカーがワイドスライド仕様です。 ・ナロースライド...スライドの幅が狭いです。手の小さい方や女性の方には持ちやすいかもしれません。先端のカーブが少し急になるので抵抗感は大きい傾向です。一昔前まではナロースライドが主流でした。 ▼YSL-882Oの特徴 Xenoシリーズの中でも安価なYSL-882O。ヤマハのラインナップではXenoシリーズからオープンラップの楽器があります。Y開発協力にピッツバーグ交響楽団主席奏者のピーター・サリヴァンを迎え、よりシンフォニックな響きを究めたモデルです。近年、ワイドスライド という幅の広いスライドが主流になってきていて多くのメーカーがワイドスライドを標準仕様としています。手の小さい方は慣れないうちは特に手が痛いと感じるかと思います。それに比べナロースライドは幅が狭く、扱いやすくなります。音色はワイドスライドはよりパワフルですが、ナロースライドはきめ細やかで芯のあるクリアな音質が特徴的です。ケースはXenoシリーズの882モデルはブラウンになります。この先長くトロンボーンを吹いていきたい、吹奏楽部、楽団でも使いたいという方はXenoシリーズは満足いく吹奏感を得られるのではないでしょうか。特に手が小さい方は無理せず使い続けられるナロースライドモデルのYSL-882Oをお勧めいたします。 YAMAHA Xeno YSL-882O Tenor Bass Trombone ヤマハ ゼノ テナーバストロンボーン スライド式 トロンボーン